その晩まほう使いは家に帰ると、まほうで笛を作りました。
まほう使いに不可能なことはないさ、
と思いその笛をふきました。
ところがその音色はおせじにもきれいとは言えません。
それを聞いていたペットのはりねずみが「変な音!」
と言うのだから、きっとそうなのでしょう。
はりねずみにばかにされたまほう使いは
おこって笛を投げつけました。
はりねずみは椅子の下に逃げました。
まほう使いはいよいようわさの笛を手に入れたくなりました。


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